卒論 ~自分探しの旅~

「こじらせ神」としての遺書

生まれて初めて一人で特急に乗った話

これを書いている今の私は、タイトル通り特急電車に乗りながら自宅に帰ろうとしているところである。

散々な目にあった。思い返すだけで気持ち悪くて全身(主に腕)を掻きむしっている。わざわざ510円かけて特急に乗って、ブログを書きながら自分の腕を掻いている女子大生なんて、私くらいしかいないんじゃないだろうか。

それはさておき今の私の心はというと、声が枯れそうなレベルで全力で悲鳴を上げている。今日あった出来事が特別辛かったというわけじゃない。それは恐らく、私の心が酷く純粋であったことと、昨日からの辛い出来事が積み重なったことに起因している。

人が怖い。心の底からそう思った。嘘だ、Twitterのリプライにきたワードをそのまま織り混ぜただけなのである。

親友と喧嘩をした。というよりかは、私が一方的に親友を怒らせてしまった。原因は、私の無神経な発言だった。彼女は私に、自分の思いの丈を綴った長文LINEを送ってきた。そしてその内容は、酷く私を傷付けた。人間として恥ずかしくなった。人の気持ちを理解できないことが辛かった。同じことを繰り返している自分が惨めで仕方がなかった。一番の理解者である親友にASDのことを理解してもらえていないのが苦しかった。数時間後には親友も流石に自分の言い分にも非があったと謝ってきた。私は「全て私が悪い」と何もかもの責任を負った。

バイトの面接に行ってきた。仕事内容は詳しくは言えないが水商売に近いようなものだ。怖かった。ただひたすらに怖かった。応募の時点で怖かったし、面接相手の社長は威圧的だし、セクハラギリギリのことを言われるし、人のことを簡単にクズ呼ばわりするような社長だったし、途中怖いおじさんが入ってきてしばらくした後機嫌が悪そうにすごい勢いで扉をバタンと閉めて出ていった。怖かった。でも、サイトに書いてあった「キャストの安全を保証する」という言葉を信じ、続けてみようと思う。半年続けなかったら違約金を取られるらしい。

何気なくやっていたマッチングアプリで知り合った人と会うことになった。それだけならまだ良かった。彼に連れられたのは彼のバイト先だった。それがホストだった。人生初のホストである。しかも相手の男がやたらと触ってくる。NHK番組に登場する永遠の5歳児の如く、顔から湯気が出るほど真っ赤になって「気安く触ってんじゃねぇよ!!!!!」なんてキレたかった。ていうか心の中ではキレてた。でもそれを実現できないのがメンヘラ処女こじらせ神なのである。帰り際、やつはハグをしてきた。一気にSAN値が0になった。

そんな訳で私は、少しでも自分をいたわるべく、510円の特急券を買って隣に誰もいない指定席に座り、足を組みながら優雅にブログを書いているわけである。心がかつお節のごとくガリガリと削られ、すり減っているので、今までのブログより読みにくいかもしれないが、それは勘弁して欲しい。

最後に。家に帰った私は、真っ先に母親に母の日のプレゼントを送るつもりだ。どんな抗うつ薬よりも効くのはやはり家族の笑顔。鬱々とした日々を生きている皆さんも、たまには家族を喜ばせるために一生懸命になってみては如何だろうか?