卒論 ~自分探しの旅~

「こじらせ神」としての遺書

私が「こじらせ神」になった訳

※この記事は、サークルクラッシュ同好会の新歓リレーブログ企画16日目のために書かれたものです。

 

 

 

はじめましての方ははじめまして、そうでない方もこんにちは。女性用風俗レポでお馴染みのこじらせ神(@Help_MyKojirase)です。いきなり書き出しがゲーム実況者みたいになった上に名乗り文句がこれまた酷い。女性用風俗レポでお馴染みってなんだよ。

 

今回は初めて、サークルクラッシュ同好会のブログリレーに参加させていただきました。

あまり公表はしていませんでしたが、私も一応サークルクラッシュ同好会の一員だったりします。しかし、実際にサークラ同好会の活動らしきことは、殆どしてきませんでした。

 

そんな私が、この企画に参加しようと思ったきっかけは、自身の自殺未遂でした。

つい一ヶ月程前、私は京都のある建物から自殺を図って飛び降りました。命に別状はありませんでしたが、腰を骨折し、現在もコルセットを巻いて生活しています。このことについて書くと長くなってしまうので、詳しくはまた別の機会に記述したいと思います。

この一件を通して私は、自分が今の自分になるに至る経緯を、今一度自身の胸に刻みつける必要があると考えました。そんなとき、私の入っているサークラ同好会のLINEグループで、ブログリレーをやるということを知り、自身の過去を振り返るのにとても良い機会なのではないかと考え、参加することを決意しました。

 

そんな訳で、今回は「自分語り」をテーマに、私が今の私―こじらせ神になるに至った経緯を、自身の過去―とりわけ高校時代を振り返りながら書き綴っていこうと思います。少々長くなってしまいますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

 

 

まえがき

 

 

高校生になるまでの私は、「メンヘラ」というものがとても嫌いでした。

正確には、理解ができませんでした。「メンヘラ」という言葉とその意味は、その頃から頻繁にインターネットを利用していたため知っていましたが、軽々しく「死にたい」などと命を軽くみるような発言をする人間がいるなんて、と呆気にとられていたような覚えがあります。

 

 

 

高校一年生

 

 

地元の高校に進学した私は、当時の私を大きく変える、今となっては忌々しい出会いを果たします。

入学して間もないある日、図書室で同じ本を読んでいたことから、私は一人の同級生Mと意気投合することになります。それから、Mは移動教室のときに私を誘うようになり、また、私が入学当初一緒に昼食を食べていたグループが分裂したことをきっかけに、私はMと一緒に昼食を食べるようになりました。私はMと同じ部活に入り、私たちは次第に仲良くなっていきました。Mはいわゆる腐女子で、クラスの男子でそういう妄想をよくしていたらしく、私とのLINEでその妄想を小説にして私に送ってくれました。そんなMに私も影響を受け、自分も彼女に妄想の小説を送ったりしていました。

 

Mは、クラスメイトのYという男子生徒を気に入っていました。Yは、身長が低くて男子の割に声が高く、口や素行が悪い生徒でした。Mはそんな彼を、「可愛い」「蹴られたい」「罵られたい」などと言っていました。この人ドMなのかな、Mだけに、と私は思いましたが(本人に聞いたところ否定されました)、彼女の思考を理解しようと頑張りました。MはYに好きな人がいるのか、Yのことを好きな人がいるのか、ということを気にしていましたが、当時Mには1歳年下の彼氏がおり、あくまでも妄想の小説の登場人物として特に気に入っているといった様子でした。

 

夏休みのある日、Mは私に「彼氏と夏祭りに行けなくなった、死にたい」といった内容のLINEを送ってきました。前述した通り私はメンヘラが嫌いだったので、内心不愉快でしたが、彼女との関係を悪化させたくないと思った私は本心を隠し、彼女に同調しました。その後LINEのやりとりはしばらく続き、そのときのやりとりがきっかけで、私は「かすうさぎ」―所謂「メンヘラ神」の存在を知ります。Mは、病みをユーモアに変えるメンヘラ神に憧れ、一時は「死んでメンヘラ神に会いたい」と度々思うほどメンヘラ神を深く信仰していたようでした。彼女の話を聞いた私はメンヘラ神についてネットで調べ、彼女のブログを読んだり、Twitterのログを見たりしました。

 

夏休みが明けてしばらくしたある日、クラスメイトYに好きな人がいるという噂が流れ、それを聞いたMは酷く落ち込み、病んでいました。この頃から、私はMに不信感を抱きはじめます。私は以前、MがMの彼氏をとても好きで、彼氏が修学旅行に行ったときも、「彼が同じ県内にいないなんて……」と悲しそうにしていた様子を見ていました。そんなMが、Yに好きな人がいるというだけで、彼氏と夏祭りに行けなくなったとき以上に落ち込んでいるのです。私は、MがYのことを好きになったのではないか、と考えました。今思えば、恋人がいるのにもかかわらず好きな人ができるなどということは、割とよくある話だと思うのですが、純粋な恋愛を正義だと考えていた私は、彼氏がいるのにクラスメイトのことを好きになったMのことを許せませんでした。

その後、私はMに、彼氏と別れたという報告を受けました。「向こうから別れようと言われた」と話すMの姿が、私には嬉しそうに見えて、不信感は募る一方でした。

 

しかし、不信感を抱く一方で、この頃の私はMに深く傾倒していました。彼女は私の一番の友人だと、心から信じていました。そんな私は彼女の機嫌を損ねることを怖れ、本心をひた隠しにし続けました。また、彼女も私に対する本心を胸の内に秘めていたように思います。彼女のTwitterを見たときに、私への非難の言葉が連ねられていたのを見たことがありました。

そうして、互いの腹の中を明かすこともないまま、高校生活一年目は過ぎていきました。

 

 

 

高校二年生

 

 

そんなこんなで高校生活二年目に突入。ここから私が大きく崩壊していきます。

部活では、5人の男子新入部員を後輩として迎えました。5人とも幼馴染で仲良し。そんな彼らの輪の中に私は入っていき、彼らは私のことを「子どもっぽい先輩」とからかいながらも温かく接してくれました。

 

そんな後輩の中で、私は身長が低くて美少年な、Dという後輩のことを気に入ります。私はMに度々Dを美少年だと褒め称えるようになりました―かつてMが、クラスメイトYのことを讃えていたように。

 

ある日の部活の帰り、私やM、後輩たちでまとまって帰ったときの話。駅で飲み物を買おうとしたときに財布を落とし、それをDが拾ってくれました。受け取ろうとすると、ひょいと持ち上げて「貰っていきますね」といって笑いました。その小悪魔的な微笑みに、私は心を奪われたのでした。……今書くとこっ恥ずかしいなこの話。

 

それから、Dはしばらく部活に現れなくなりました。彼は他の部活と兼部しており、そちらの活動が忙しかったというのが理由でした。私は酷く落ち込み、MにLINEで悲しみを訴えたりもしました。

 

7月のある日、私は部活で久しぶりにDに会いました。とても嬉しくて、私はDにたくさん話しかけました。会話は弾み、部活が終わってから帰りの電車まで私はDとずっと話していました。家に帰ってからもLINEで会話は続きました。私はDに、彼のことを美少年だと思っていたと伝えたりもしました。会話は私が寝るまで続きました。

 

その日から、私とDは急速に仲良くなっていきました。私たちはほぼ毎日LINEで話すようになり、祝日に2人で遊びに行ったりもしました。夏休みに入ってからも、私たちは二人で会うことが度々ありました。

 

8月のある日。その日、私はMと部活の全国大会のために東京に行っていました。夜、私はMと同じホテルの部屋でお菓子を食べながら、Dに電話をかけました。というのも、前々からDと、「大会の日には東京から電話をかける」と約束していたからです。最初はスピーカーにして3人で和気藹々と話していたのですが、途中からスピーカーを切って私とDと二人の通話になりました。私は彼に、私のことをどう思っているのかを聞き、彼は私のことが好きだと答えました。こうして、Dは私にとって初めての恋人となりました。Mはイヤホンで動画を見ていて、一連の会話を聞いていないように見えました。

Dと過ごす夏休みは、とても充実した時間でした。2人でいるときに、互いに頭を撫で合うのが、とても幸せでした。

 

9月、夏休みが明けてしばらくしたある日のこと。朝の教室で私がいつものようにMに話しかけると、Mは私に対して怒っている様子でした。理由を聞いても教えてもらえず。思い返せば、昨日Mに送ったLINEがずっと未読のままでした。

別の友人伝いに「全て思い出して謝るまで許さない」と言われた私は、途方に暮れ、Mの友人や後輩に泣きつき、原因を探ろうとしましたが、結局理由は分かりませんでした。

諦めた私は友人に頼んでMを呼び出してもらい、直接原因を尋ねました。Mが語った原因―それは、Mが今まで私に対して抱えていた不満の全てでした。

その後、私はMと再び話し合いの機会を設けましたが、話し合った結果、Mとは距離を置くことになりました。

 

私の世界が、大きく歪んでしまったのです。

 

Mを失った私は、恋人であるDに酷く依存するようになりました。付き合って半年ほど経った頃、Dは私に「メンヘラは嫌い」だと告げ、その後連絡が途絶えてしまいました。

この頃から私は精神を病み、不登校になり、スクールカウンセリングに通うようになりました。「こじらせ神」というアカウントを作り病みを呟きはじめたのもこの頃でした。この頃の私は、Dに言われた通り「メンヘラ」だったのだと思います。

カウンセリングのために、今までの高校生活を振り返ったノートをつけていました。このブログも、そのノートを参考に書いています。

 

高校二年生は、私の「こじらせ神」としての始まりの一年だったように思えます。

 

 

 

高校三年生

 

 

親友と恋人を同時に失い、ボロボロな状態で高校生活三年目を迎えた私。それでも、高校生活最後の一年だということと、クラス替えでMと違うクラスになったということもあり(2年連続同じクラスだった)、学校にはちゃんと通っていました。

部活にも少しずつ参加するようになりました。後輩たちは前と変わらず私に接してくれました。Mともだんだんと話せるようになりました。Dは部活に来なくなりました。

 

この頃から私は、オーバードーズという自傷行為を覚え、薬局でブロンを買っては頻繁に飲んでいました。学校にブロンの瓶を持ち込むこともありました。メンヘラ神の見よう見まねでメンヘラな自分を自虐してTwitterでいいねをもらうことに快感を覚えていました。

 

6月下旬。その頃私は、Tという後輩ととりわけ仲良くしていました。Tは頭が良く真面目で練習熱心で、私がDと付き合っていたときも相談に乗ってくれたりしていました。他のZという後輩とNという後輩は、私とTが恋仲になることを望み、ときに私のことをからかったりしていました。

ある日の夜、私はTとZ、Nと4人で会って話していましたが、しばらくするとZとNは私とTを残して、どこかに行ってしまいました。私とTは二人で話しました。

この頃の私は、Dに新しい恋人ができたという情報を、Zから聞かされていたばかりでした。Tは、私と付き合いたいと思っているが、それは今の私の弱みにつけ込んでいるのではないかと不安を持っているようでした。

私も私で、Dのことを忘れるためにTのことを利用しているようで後ろめたかったと明かしました。

「月が綺麗ですね」―言葉通り月並みな言葉を私は口にし、Tは「そうですね」と笑いました。

 

Tと付き合い始めて間もなく、Zの様子がおかしくなりました。

もともとZには、私の家族との不和やオーバードーズのことなどを相談し、Dとの復縁にも協力してほしいと頼んでいたのです。Zは世話焼きな性格で、そんな私の相談に度々乗ってくれていました。

そんなZから、Tと付き合った日の翌日の夜に長文LINEが届きました。要約すると、「これからはTを頼ってください。今までありがとうございました」といった内容でした。私がZに感謝の意を込めた長文をTwitterにあげると(この頃Zとはこじらせ神のアカウントでTwitter上で繋がっていました)、Zは「2人に顔を合わせられない」などといった内容のLINEを私に送ってきました。

それからZは、「自分の本心を伝えると、これまでの関係じゃいられなくなるかもしれない、それでも聞きたいか」といったことを私に尋ね、私は覚悟を決めてZの本心を聞きに彼に会いに行きました。

Zに呼び出された公園で、彼が私に告げたことは―彼は本当は私のことを異性として好きだった、ということだったのでした。泣きながら本心を吐露する彼にその頃の私ができたことは、そっと彼の頭を撫でてやるくらいのことでした。

その後彼は、Tにも本心を打ち明け、その日以来Zは私とTの良き相談者となりました。

 

その翌日、Zから「Nが大変そうだから、Tと3人で話し合いたい」と言われ、私たちは学校の近くのショッピングセンターに集まりました。そこで私とTは、NがZにだけ見せたという、NのTwitterの裏垢を見せられたのです。

 

「想い人を幸せにするには、自分が幸せを諦めるしかありませんでした」

 

―そこに書かれた内容が、私に対する秘めた恋心であることは明白でした。

Zから見せられた画面を読みながら、私は涙が止まりませんでした。人から好意を向けられることが、嬉しいだけでなく、悲しいこともあるのだと、初めて知りました。

その後、私とTはZとともに、Nに会いに行きました。私とTはNに謝り、Nは私に「そんなあなただからこそ好きになった」と伝えました。そしてその日、私は改めてTに「好きです」と、面と向かって言われました。

 

「私も好き、死ぬほど好き」

 

ストロベリームーンの輝く夜のことでした。

 

 

……ここで終われば美談で終わるのになぁー!ていうかめんどくさいからここで終わらせたいよ!!私も高校生活三年も振り返るのめんどいよ!!というわけで!!執筆がめんどくさくなったこじらせ神ちゃんのために、ここからはダイジェストでお送りします!ていうか最初からこれでよかった気がする。

 

・私とZが親友になる。

・Zが私の持っていたブロンをODし救急搬送される。

・私の失態が原因で私とTがZと対立する。

・人生で初めて男性のtnpを舐める(どうでもいい)。

・人生で初めて精子を飲む(どうでもいい)。

・Zとの対立が学校の生徒指導も巻き込む事態になる。

・Zと和解する。

心療内科での診察にて私のASDADHDが発覚する。

・Tに「好きかどうか分からなくなった」と言われる。

・Tと別れる。

・Zと絶縁する

 

 

 

 

 

というわけで、笑いあり(あったか?)涙ありポロリありの私の高校生活はこれにて終了です!皆さまお疲れ様でした!!!

 

書いてて思ったこと。

 

 

こじらせ神全然関係ねぇじゃん!!

 

 

まぁでも、これで私がいかに人間関係こじらせてるのかが分かったかと思います。このブログを読んでる方にロクな人はいないでしょうし(唐突な読者dis)、この話は笑い話にでもしてくれればいいと思います。……え、笑える要素がない?そんなときはこじらせ神の厨二的な文章で笑ってください。異論は認めない。

 

そんなわけで、書いてたら5時間くらいかかった気がするので流石に私も疲れました。今回はこの辺で。次のブログの内容は未定です。何を書こうかな……推しのtnpについてでも語ろうかな、いや語らんけど。

 

 

次回のリレーブログはせーやさんです。次が最後らしいです(まだ残ってる方もいるみたいですが…)。お楽しみに!!